DNSレコード調査をもっと手軽に!

ドメインの状態を調べるとき、コマンドラインでnslookupやdigを実行したり、WHOIS検索サイトを巡回したりと、意外と手間がかかります。特に初心者にとっては、複数のツールを使い分けるだけでも一苦労です。
そんな煩わしさを解消するために開発したのが、ChottoToolの「DNSレコード検索」ツールです。ブラウザだけでA、AAAA、MX、TXT、NS、CNAMEといった主要レコードを一覧表示し、dig結果やWHOIS情報も同じ画面で確認できます。
今回はツール誕生の背景から、使い方のポイント、具体的な活用シーンまで、じっくり紹介していきます。
🔰 DNSレコードって何?
DNSレコードは、ドメイン名とサーバー情報を紐付けるためのデータです。たとえばWebサイトのIPアドレスを示すAレコード、メールサーバーを指定するMXレコードなど、種類によって役割が異なります。
Web制作やサーバー運用をしていると、設定確認やトラブルシュートのためにDNS情報を調べる機会が増えます。しかし種類が多く、コマンドも複雑で覚えにくいのが現実。そこで「まずは全部まとめて表示できれば便利では?」と考えたのが、このツールの出発点でした。
💡 ツールを作った理由
開発現場では、サイト公開直前にDNS設定を確認したい場面がよくあります。nslookup、dig、WHOISをそれぞれ開くのは煩雑で、履歴も残らないため情報を整理しづらいという声が多くありました。
そこで「ドメインを入力して検索ボタンを押すだけで、欲しい情報を一挙に表示する」UIを目指しました。APIはCloudflareとGoogleのDNSサーバーを利用し、WHOISは公開APIから取得。これによりブラウザだけで完結する手軽さを実現しています。
🛠 ツールの使い方
使い方はとてもシンプルです。まず検索フォームに調べたいドメイン名を入力し、「検索」ボタンをクリック。A、AAAA、MX、TXT、NS、CNAMEなど主要レコードが表形式で表示されます。
続いて「dig検索」を押すとGoogle DNSを利用した詳細な応答が取得できます。こちらもレコードタイプ別に整理されているため、目的の情報を素早く確認できます。
さらに「WHOIS検索」を選択すると、登録者情報やネームサーバー変更履歴などがテーブル形式で表示されます。過去の検索結果は自動的にクリアされるので、画面が煩雑になりません。
クリアボタンを押せば入力欄と検索結果がすべてリセットされ、別ドメインの調査をすぐ始められます。
📌 活用シーン
このツールはサーバー移転時のDNS切り替え確認や、メール設定のトラブルシューティングに特に威力を発揮します。また、顧客からドメイン情報を聞かれた際にその場で検索して説明する、といった用途にも便利です。
スマホにも対応しているので、外出先でちょっと確認したいときにも役立ちます。複数ツールを開く手間が省けるため、作業効率が大幅に向上するでしょう。
🔚 まとめ
「DNSレコードって難しそう」と敬遠していた方こそ、まずは本ツールを試してみてください。ドメイン名を入力するだけで必要な情報が一目で分かり、digやWHOISまでワンストップで確認できます。
ChottoToolでは今後も、日々のちょっとした作業を便利にするツールを提供していきます。もし気に入っていただけたら、ぜひブックマークしてご活用ください。
👉 ツールはこちら: DNSレコード検索を開く
🕒 投稿日:2025-06-07